本研究会の概要

会長からご挨拶

BWAユビキタスネットワーク研究会はWILLCOM CORE等のワイヤレスのブロードバンドサービス(BWA:Broadband Wireless Access)を活用したユビキタス社会の実現に向けて平成20年7月に設立されました。この設立総会で会員の皆様からの御推挙をいただいて、研究会の会長を仰せつかりました。

情報技術が進展していつでもどこでも必要な情報を送受信できるユビキタス社会がもうそこまで来ていますが、この過程でさまざまな社会的な問題が明らかになってきています.便利さばかりを強調するのではなく、ユビキタス社会で起こりうる可能性のあるさまざまな問題を明らかにし、その解決策を探っていくことも情報基盤の構築と同時に行わなければならない重要な活動です。

BWAユビキタスネットワーク研究会は、このような問題意識に立脚して、技術の議論と同時並行で社会的問題に取り組むことを使命としています.そのために、情報・通信技術に関連する企業、研究者だけでなく、ユビキタス情報基盤を利用するユーザ企業、法律関係者、行政関係者にもご参加を頂いて、多方面に対して提言をまとめ、 BWA ユビキタスネットワークを活用したビジネス・サービスが展開できる環境を整備し、新規産業の創造、既存産業の高度化に寄与できればと考えています.皆様方には、この趣旨にご賛同いただき、研究会に積極的にご参加いただくようお願い申し上げます。

ユビキタス社会の実現に向けて、情報基盤構築という立場で官公庁、研究機関、自治体、地域社会とも連携を図りながら、研究、開発から技術の普及、利用促進、ビジネスまでの一連の活動において、日本が世界をリードしていけるように微力ながら貢献していきたいと願っております。ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

BWAユビキタスネットワーク研究会 会長
美濃導彦

設立の趣旨と背景

私たちの社会生活や経済活動で利用される情報は、その大多数が実空間の状況や位置に関係するものだといわれています。様々な情報を利用するときに、その情報の対象となる空間がどのような状況にあるか、どのような位置や配置になっているかを考えることは、企業活動や地域振興・安全の観点からも、また私たちのなにげない日常生活においても不可欠の要素といえます。

 

ウィルコムでは、来年度より、高速なモバイル通信が可能となる次世代PHS(ブランド名 WILLCOM CORE)サービスの提供を予定しています。WILLCOM COREでは、高速な上り通信回線を利用して、動画などの情報を円滑に通信することが可能となります。

 

このWILLCOM COREの導入を踏まえ、ウィルコムでは、カメラ/センサ機器ベンダ・警備保障会社・ソリューション事業者等の様々なプレイヤーの協力の下、WILLCOM COREの通信機能を活かした広範な定点設置型カメラ・センサネットワークを構築、運用することで、以下の目的を含めた様々なサービスの実現が可能であると考えております。

又、技術的にも、WILLCOM COREは、定点設置型カメラ・センサネットワークの構築にあたって、その特徴を十分発揮できるものと確信しています。

WILLCOM COREネットワークの特徴

  • 高速な無線通信環境(ハイビジョンクラスの動画伝送が可能)
  • 有線回線の敷設が不要であり、簡易にカメラの設置が可能
  • W-SIMを利用し、様々なデバイスを開発することが可能
  • 16万以上の基地局設置場所を活用した定点カメラの設置

さらにWILLCOM COREの特徴を活かし、デジタル・サイネージやIPTV、またはエリア・マーケティングへの活用等、カメラ・センサネットワークに続く新たなビジネス・サービスの立ち上げが期待されます。

こうしたWILLCOM COREをはじめとしたBWA(高速無線アクセス)を活用した、ユビキタスネットワーク社会の実現を達成するために、この度ウィルコムは、関連企業・団体・学術研究機関間における事業連携、産学連携を推進する組織が必要であるという認識のもと、「BWAユビキタスネットワーク研究会」の設立を企画いたしました。本研究会では、賛同企業・団体・学術研究機関による、WILLCOM COREネットワークを活用した定点設置型カメラ・センサネットワークについての意見交換・実現に向けた準備を通して、安心・安全な社会の創造を図ります。

関係各位におかれましては、本研究会の趣旨をご理解頂き、皆様のご参加とご協力をお願いする次第でございます。

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